トレーサビリティ

播種期と播種量
早播き 9月10日 170粒/m2(6kg/10a 過繁茂を回避
適 期 9月20日 255粒/m2(9kg/10a) 安定多収
遅まき 10月5日 40粒/m2(12kg/10a) 収量減を緩和


●越冬前に小麦が吸えるN量は最大4kgです。それ以上の施用は効果がありません。
●小麦は酸性に弱い作物です。硫安は土壌の酸性化を強力に進めてしまいます。
 
追肥の後にはpHを改善し、起生期生育への立ち直りを早めましょう。
●天然の貝化石の施用でじっくりと酸度矯正を図りつつ、ケイ酸による強固で倒れにくい作物体作りを
 
すすめましょう。


●分げつ以降(止葉期以降)は、養分吸収が旺盛になる一方で、根の活性
が低下していきます。止葉期以降の葉面散布で増収を狙いましょう。
●たんぱくの高まり易い圃場では出穂期までに追肥は終わらせましょう。

赤かび病防除
推奨ローテーション
薬剤 系統 使用濃度 備考
1.シルバキュアフロアブル DMI 2000 出穂揃い期に1回目
2.ベフトップジンフロアブル穂内粒数 ストロビルリン 2000 – 3000 1回目撒布の7日後を目安

後作減N量
緑肥名 kg/10a C/N比 効果
えん麦野生種(ヘイオーツ) 1.5 – 4.5 200.0 ネコブネグサレ線虫・そうか虫・落葉病減・菌根菌増
ヘアリーベッチ 1.5 – 2.5 10.0 雑草抑制・N固定・ダイズシスト線虫減・菌根菌増
ヒマワリ 2 – 4 16.5 菌根菌増・ネコブネグサレ線虫
キカラシ・シロカラシ 3 – 5 15.0 期極多収・ネコブネグサレ線虫・ピート前作最適