私たちは生産者と共に「土づくり」に取り組むことで、できるだけ化学農薬・化学肥料に頼らない環境保全型農業の普及に取り組んでいます。
ユーザーのニーズに合わせて選別調整した原料小麦は製品番号が付けられ管理されています。
それにより、「誰によって」「いつ」「どこで」「どのように」生産されたものなのかがわかる生産履歴「トレーサビリティ」の詳細を明確にしています。
播種時期:秋 品種:強力
高タンパクでもちもちに仕上がる。主にパン用。吸水が多く、外観が良い。粉色に黄色みがある。
播種時期:秋 品種:中力
契約栽培を行うことで復活した既存品種。力強い味と風味。ハード系パンと相性が良く、焼き菓子や中華麺にも使える。
播種時期:秋 品種:超強力
パン・中華麺用。高タンパクの北海道初の超強力小麦。パン独自の風味と焼き色が良い。ミキシング耐性が強い。パンがもっちり仕上がりボリュームが大きい。生産効率も良い。
播種時期:春 品種:強力
あっさりとした甘味がありパン用。穂発芽に強い。
播種時期:秋 品種:中力
ホクシンの後継品種として十勝管内で最も生産量が多い。主にうどん用として使われるがパンでも充分風味が感じられる。
播種時期:秋 品種:
有機農法用にアメリカで育種された食用品種。水分保持率が高く成形しやすい。焼き色も良い。
人間の健康や環境に負荷を与えるグリホサート、マラチオンなどが残留する危険性の高いポストハーベスト及びプレハーベスト農薬を使用した原料小麦は一切取り使っておりません。また化学合成物質を使用した薫蒸も一切行っていません。
簡単に言うと収穫(ハーベスト)された後(ポスト)に、収穫物である果物や穀物、野菜に散布される農薬のこと。なぜ収穫された後にわざわざ農薬を使うのでしょうか?
遠い外国へ時間をかけて運ばれる輸出農産物は、その運送時間が長くかかるほど、運搬中に発生する害虫やカビによって品質を悪くして商品価値を下げてしまう危険性を伴います。
また、万一カビが発生したものを口にした消費者が食中毒などを起こしたら大変な問題です。それらを防ぐために使われるのがポストハーベスト農薬というわけです。
●ポストハーベスト農薬は通常畑で使われる農薬の百〜数百倍の濃い濃度で使われている。
●農薬は表面に付着するだけではなく、皮の中にまで浸透する危険性もある(洗い落としきれない)。
使われる農薬の中には、発がん性や催奇形性が疑われる薬剤も存在する。
※スーパーで、レモンなどの柑橘系果物のポップに「防カビ剤 OPP、TBZ、2,4-D」といった表 示を見かけたことがあると思います。「2,4-D」という農薬はかつてベトナム戦争で使われた「枯葉剤」と同様の成分で、薬剤の製造過程で副産物として含まれるダイオキシン類が混入し現地で奇形をもつ子供が生まれる原因とされました。
●これらポストハーベスト農薬が、アレルギー反応を起こし輸入農産物の大半を食べることさえできない人が増えています。特に、化学物質過敏症と呼ばれる症状をもつ子供達にとっては、残留農薬がたとえ基準値以内の検出量でも発症する可能性も疑われています。
ポストハーベスト農薬は、輸入される国外の農産物に対して使用されるものです。国内では原則的に禁止されていますので、国産、しかもなるべく住んでいる地域のものを、旬の時期に食べるように心がける。無理な保存が必要のないものほど危険性は少ないです。
原産地表示(小麦のトレーサビリティ)はもちろん、どこの誰が作ったものかきちんと表示されているお店(ナチュラル・ココ
)で選ぶようにすると安心です。外国産を買わなければならない時は、皮を使わないようにしたりしましょう。
あらゆる農産物の生産に関わる「ミツバチ」の生態系を破壊してしまう、と言われている「ネオニコチノイド系農薬」の危険性について契約農家と話し合いを重ね、2019年産の小麦から全面禁止することに致しました。