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小麦がつなぐ輪 ~麦笑の会

小麦の生産者紹介

小麦の生産者紹介

 

製粉事業開始時に合わせて始めたのが、小麦生産者、製粉業者、食品製造業者を中心とした小麦協議会「十勝・麦笑(むぎわら)の会」の設立です。

十勝は国産小麦の生産量の25%を占める全国一の産地です。しかし、製粉工場は外国産小麦の輸入の利便性と輸送コストから大消費地に近い臨海部(千葉県、愛知県、兵庫県等)に集中し、十勝には地場産小麦の製粉を大規模に行う企業が育ちませんでした。

一方、十勝は小麦粉を使用した菓子等の食品製造業が多く、地場産小麦粉への需要があります。また、産地を指定したり新品種を取り扱うなど、「十勝産小麦」を活かした商品化が求められています。

 

そこで、新品種の栽培試験から加工適性試験を行い、栽培技術の確立と普及、商品化までを協議会で一貫して進めます。商品化には、原料の栽培履歴から流通・加工段階までQRコードを活用したトレーサビリティーシステムを導入することで、お客様へ安心安全を保証します。

 

これら一連の活動を通して「十勝産小麦」の地域内での需要拡大と付加価値の向上、地域ブランドの確立を目指してきました。今後は高品質な作物はもちろんのこと、環境保全にも留意しながら、共に豊かになる道を探しながら切磋琢磨していきたいと考えています。

 

※生産者数は、2024年12月現在「300」

 

 

 

生産者代表 島部 亨さん

この麦笑の会を通して、どんな小麦が求められているのか、栽培している中でどんな苦労があるのか、生産者と消費者がお互いに意見交換をしていきたい。そして、頑張って育てた安全・安心な小麦を「私達の小麦です!」と胸を張ってお届けしたい。

その小麦粉を使って、地域に元気になって欲しい。そう考えています。

 

生産者代表:島部亨

住所:北海道河西郡芽室町

 

 

 

とくら農場 土蔵 信さん

アグリさんとの取引歴はかれこれ30年以上。元々先代から付き合いはありましたが、それを自分の代で広げていこうと思ったのは、面白いことをやっている会社だと思ったからです。

当時は国産小麦が使いにくいとされていて、海外産小麦にわずかに混ぜて流通させている状況。でも僕は育てた作物がどこで何に使われているかもわからないなんて面白くないとずっと思っていて。

いよいよ自分で何かを始めようかという時に、「とくら農場の小麦だけを使った小麦粉を作りませんか」と声をかけてもらったんです。

それがきっかけで全国各地のパン屋とつながることができました。消費者や実需者の声を直接聞けることは、生産者にとって最大のモチベーション。

アグリさんと付き合っていなかったら生まれていなかったご縁に感謝しています。

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