フィルドマンが土づくりから収穫までを一貫してサポートして全道の契約栽培農家から豆類を集荷。
自社選別機で丁寧に選別し、低温で保管することでより良い品質でお客様のニーズにあった製品をお届けしています。
小豆に含まれるポリフェノールの強い抗酸化活性には、生活習慣病や老化、がんなどの病気を予防する効果があります。アグリシステムでは圧倒的なブランドであるエリモショウズをはじめ、他では手に入らない個性光る品種を取り揃えております。
言わずと知れた十勝で栽培されている代表的な品種。豊かな風味と口溶けの良さで、和菓子業界、製餡メーカーから高い評価を頂いています。
当社しか取り扱いのない独自契約栽培品種です。「病気に強く、美味しく、色が美しい小豆」を目指して開発。収量があり、倒伏や病害に強いという生産特性と、粒が大きく煮えムラがすくないという優れた煮熟特性を有し、味が濃く風味の良い美しい藤色の餡に仕上がる。
味噌や醤油などの日本の伝統的な食品の原料ですが、国内で消費される多くが輸入大豆で自給率はわずか6%ほど。そのほとんどが味の良さ等品質面が評価され食品用として消費されています(油糧用はほぼ海外産)。「畑の肉」と呼ばれる大豆のたんぱく質は、必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質なたんぱく質。主要取扱品種「ユキホマレ」「とよみづき」「トヨムスメ」は、豆腐や煮豆、納豆、味噌など幅広くご利用いただけます。用途に応じて品種や粒度の大小、選別精度など各規格のご提案をすることが可能です。
白目品種(へその色が白色の品種)のなかでは成熟期が最も早くコンバイン収穫に適した品種です。また、耐冷性が強く、開花〜着莢期の低温により発生するへそ周辺の褐変が少ないため、収量や外観品質が安定しています。煮豆、納豆、味噌の加工に適しています。
煮豆・惣菜、味噌、豆腐の原料として高い評価を得ています。しかし、低温に弱く収量が不安定であり、低温着色粒(へそとへそ周辺着色粒)が発生しやすいという弱点があります。また、コンバインでの収穫には向いていません。タンパク質含量が低いために豆腐をつくると製品になる部分がやや少なく、豆腐も柔らかくできあがります。しかし、ショ糖含量が多いので味の良い豆腐ができます。
豆色が明るく仕上がる傾向にあり、センチュウに強く、倒れにくい、寒さに強いなどの特徴があります。北海道広域で作付けされており、多収で安定的な供給が見込めます。
アグリシステムが本社を置く北海道十勝は、豆類栽培の主産地として知られています。
十勝産の豆の食味が良い理由の一つは、昼夜の寒暖差が大きいことが大きく起因しています。日中30℃以上あっても夜は10℃程度ということがしばしばおこる十勝エリア。植物は光合成と呼吸をしており、日中、光合成活動から光のエネルギーによって炭水化物を合成します。光合成で得た炭水化物をブドウ糖や果糖に分解。それらの糖をエネルギーとして、酸素を吸って、二酸化炭素を出す作業を行っています。昼は光合成で炭水化物を作りますが、夜は光合成はできません。しかし、植物は夜も炭水化物を分解して糖を作り、呼吸活動を行っています。夜に気温がグッと下がると呼吸活動が抑えられます。それによって炭水化物の消耗が抑えられ、作物体内に温存されることによって生育やうまみに関わる栄養が損なわれないのです。
土壌は火山灰腐植からなす黒ボク土(くろぼくど)の農地が多く、ふかふかして排水性の高い土壌ですが、養分を流出しやすい特徴があります。しかし、畑作と同様酪農業も盛んな十勝では、堆肥の供給も確立されており、稲作地帯と比較すると非常な肥沃な土地といえます。さらに、十勝の農業は基本、馬鈴薯(ジャガイモ)、ビート(砂糖大根)、豆類、小麦の4品目で輪作が行われており、同じ作物を続けて作ることによる生育不良、病害・虫害等の連作障害を受けにくい環境となっています。
近年では、産地の担い手の高齢化や一戸あたりの農地の大規模化により、作業効率が高い作物への作付け移行が進んでいます。豆類は作業性がよく作付け面積も増大しており、今後も安定した生産供給が実現すると見込まれます。
アグリシステムでは、農薬・化学肥料不使用の「有機栽培」、また、農林水産省のガイドラインに基づいてその地域で慣行的に使用している農薬・化学肥料の量を50%以下に抑えて栽培する「特別栽培」の豆類を取り扱っています。農薬散布や化学肥料の過剰投入は、生産者の健康被害、土の団粒構造の破壊、生態系の破壊や地下水汚染などの環境汚染、作物への残留による消費者の健康への影響が否定できません。また、そういった資材のほとんどを日本は輸入に頼っており、過度な依存は今後安定的な農業を行っていく上でも大きなリスクといえます。
化学肥料は即効性があるため、作物は自ら栄養素を摂取することをやめ、与えられるがままに過剰に栄養を取り込んでしまいますが、それは人間で例えると肥満や虚弱体質などの状態です。農薬や化学肥料に依存しない健全な土壌で育った豆類は、でんぷんや糖分をしっかり蓄えており、慣行栽培と比較しても食味が良いとのお声をいただいています。