小麦、はじまりの物語転機となった「小麦ヌーヴォー」
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新麦を通して、収穫を共に祝い、旬を知り、年産による違いを味わうことで、小麦が農産物であることを感じてほしい。
「育てる人」「つくる人」「食べる人」がつながり、対話が生まれ、相互理解を深めることで、より良い生産・製造流通・消費の形をつくっていきたい。
そして持続可能な農業や豊かな食文化を未来に継いでいきたいとスタートしました。
近年では、生産地ツアーやヌーヴォー小麦による新麦商品開発のほか、環境再生型(リジェネラティブ)農業への理解を深めるための勉強会なども開催し、より大きなつながりや広がりへと進化発展しています。

イベントを初開催したのは2014年です。当時は製粉事業を立ち上げの時期で、自分が担当をしていたので、「粉で実績をつくる」のが自分の中での命題でした。
通常はその年の夏に収穫した小麦が小麦粉として出回るのは、早くても年明けの2、3月。それが自社で製粉工場があるということは、最短で小麦粉にすることも可能でした。
最初は試験的にベーカリー1件だけにお願いして新麦ということでパンを作ってもらったら好評で、これが成功事例になりました。そこで全国で成功させようと、企画書を作っていろんなところに持ち込んでお話をさせてもらいました。
おかげ様で、初年度100件程度が参加してくれました。もっとベーカリー自体が主体性を持ってもらえるように「あなたが中心になって進めてほしい」と各所に言っていたら、「ヌーヴォーは俺が始めた」っていう人たちが増えましたね(笑)
製粉事業を始めた当初はめちゃくちゃクレームがありました。小麦粉がブレるとか、国産は使いづらいとか…。でも、そもそも国産の小麦粉を使うのが初めてなんですよね。私たち社員は、目の前で小麦畑を見て、生産者さんに会って話をしているわけです。これは「ぶれない」ほうがおかしいじゃん、小麦は農産物なんだってことを、本州の作り手たちにも知ってもらう機会にしたいと思ったのが、ヌーヴォーのひとつの目的です。

シェフたちに実際に十勝に来て畑を見てもらって、生産者に会ってもらって、話をする。そうすると、小麦粉を大事にしてくれるようになったんです。生産者の思いがリアルに伝えられたからですよね。それは生産者側にも同じことが言えて。今までは収穫した後の小麦がどうなっているか知らなかったけれど、あの店で使ってくれているんだとか、この人が作ってくれているんだ、とわかることで生産活動にも変化がありました。シェフの意見で肥料を変えたりね。

作るだけ、使うだけ、だったことが、知って会って話すことでお互いの仕事に良い影響を与える。みんなそれぞれの都合を押し付けあっていただけなんですよね。
リスクを取って栽培してくれている人がいるからパンを作ることができる。パンを作ってくれる人がいるからこそ良いものを作らなきゃというやる気にも繋がる。そのつながりは感動的ですらあります。
精神でつながるものづくり、自分たちはそのきっかけづくりの場を提供していると思っています。
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