Q&A

【調理法】

Q1.
地粉に卵や水など(液体)を加えたら、茶色になった。焼き色が濃く見える。なぜ?
A1.
小麦粉は、灰分が多いほど色がくすむと言われています。麦の風工房の小麦粉は、一般的な小麦粉と比べ灰分が多く含まれています。灰分の割合は品種や品質によっても異なりますが、麦の風工房の小麦粉に灰分が多い理由は、ふすまを含んでいるためです。
小麦粉は、粉の状態では粉の粒の凸凹が光を乱反射するので、実際より白く見えています。しかし、粉に液体を加えると凸凹に液体が入って表面が平らになります。そうして光を乱反射しなくなり、麦の風工房の小麦粉そのものの色(茶色)が見えるようになります。
ちなみに、灰分は、カルシウム、リン、鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルで、これらはふすまに多く存在しています。日本では真っ白な小麦粉製品が好まれてきたので、色が濃い(灰分が多い)ほど品質が悪いとされてきました。
Q2.
ホームベーカリーで焼いたパンの膨らみが足りない。
A2.
食パン一斤に、麦の風工房の小麦粉をレシピ通り250g(100%)使って膨らみが足りないと感じたら、粉を20g増やして270g(水216ml)でお試しください。
まず、これまで栽培されてきた国産小麦は、外国産に比べて膨らみが小さいという特徴があります。また、麦の風工房の小麦粉はふすまや胚芽を含んでいるので、膨らみが小さめです。私どもの試験では、外国産の小麦より1cm~1.5cm小さいという結果が出ました。それ以上小さいようであれば、パンをつくった時の気温が高すぎたなどの環境が影響した可能性があります。
Q3.
冷めたら硬くなってしまった。
A3.
冷めると硬くなりやすい特徴があります。作りたてが最もおいしいタイミングですが、食べきれない場合は、荒熱が取れたら直ぐに密閉して冷凍してください。※食パンの場合は、食べる厚さにスライスしてから冷凍してください。また、冷凍したパンを食べる時は自然解凍を完全に終わらせず、少しだけ自然解凍をしてトーストしてください。その際、霧吹きをしてオーブントースターをご使用になるのをおすすめします。

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